学園の紹介

高等養護部は労働学習を中心とした様々な活動を通して、明るく・元気な人間性 を培い、広く地域社会への参加をめざす、障がいのある方々のための入所施設です。

【設立目的】

  • 知的障がいのある方の人格と個性を尊重し、地域社会において自立した生活を営むことができるように就労と生活についての総合的な支援を行います。
  • 豊かな自然環境の中での規則正しい生活を通して体力の増進と生活技術の向上を図ります。
  • 3年間の入所集団生活の中で、お互いを尊重できる、明るく元気な人間性の育成を目指します。
  • さまざまな活動を通して地域の人との交流を図り、開かれた施設運営をします。

【支援目標】

  • 規則正しい生活を通して基本的生活習慣の確立を図ります。
  • 集団生活を通して人間関係や社会生活のルールが身につくように支援します。
  • 就労(社会参加)に必要な知識や技術の習得を目指します。
  • 健康的で文化的な生活が営めるよう、体力増進、健康管理に努めます。
  • 社会自立に向けて、個々の実態、適性に応じた職業訓練、進路指導を行います。

似島学園高等養護部で行っている学習内容です。

午前 環境衛生 自治会
労働学習
労働学習 労働学習 クラブ 週末帰宅
午後 労働学習  体   育 労働学習 体   育 労働学習 帰  園
【労働学習・室内学習】

作業労働を通して継続的な作業能力や適切な作業態度、職場での基本的なルールを身につけます。室内学習では社会生活を送る上で必要な知識やマナーを学びます。室内作業の訓練や就職へ向けての学習、学習成果発表会に向けての表現活動などもしています。

しいたけ栽培 農耕 稲作
原木から栽培し、似島で販売して好評です。 無農薬で栽培し、給食でも使用しています。 似島の土地を借りてお米を作っています。

 

ブルーベリー栽培 計量・販売 教室授業
収穫したブルーベリーでジャムも作っています。 野菜やシイタケを自分達で計量し販売しています。 社会自立に向けての学習や室内作業等をしています。

【体育】

スポーツを楽しむことを通して健康的に社会生活が営めるよう体力の増進を図ります。

西部地区球技大会(5月) 秋季大運動会(10月) 40キロウォーク(2月)
キックベース・円形ドッチボール・卓球に参加しています。 似島学園小中学校と合同で開催される運動会です。 約1カ月間練習し、一日かけて40キロを歩きます。

【環境衛生】

環境整備美化活動、衛生活動など行っています。

自立をめざして様々な活動に取り組んでいます。

【遊遊タイム】

隔週1回。いかだ遊びなど、似島の自然の中で物作りをして遊びます。

いかだ遊び
いかだ遊び(7月)
自分達で作ったいかだでレースをします。

【自治会】

隔週1回。寮生活の話合い、当番活動、秋祭り、クリスマス会、お別れ会などの運営

夏祭り クリスマス会
夏祭り クリスマス会
自治会主催の行事。ステージで盛り上がります。

  【クラブ活動】
図工、スポーツ、音楽、なかよしの4つのクラブで週1回活動しています。

【地域交流、ボランティア活動】

各種の行事や地域の清掃活動などを通して地域との交流を図り、感謝の心を育てます。

ボランティア交流 歯科衛生指導 ボランティア活動
ボランティア交流 歯科衛生指導 ボランティア活動
ヨガ教室やコンサートを企画し、市民の方との交流をしています。 年3回歯科衛生士専門学校の学生さんに来てもらっています 地域で草抜きや、溝掃除等の清掃活動をしています。

【その他活動】

外出、レクリエーション、卒業旅行、秋祭りなどの行事を行っています。これらは、生活に潤いをもたらすと共に外出時のマナーを学び、社会性を培うことを目的としています。

入園式 秋祭り 卒業旅行
入園式 秋祭り 卒業旅行
似島での生活が始まります。みんな緊張しています 毎年11月に開催しています。ステージや屋台で大いに盛り上がります。 3年間過ごしてきた仲間との思い出作りです。
保護者会 学習成果発表会 卒業式
保護者会 学習成果発表会(2月) 卒業式(3月)
餅つき、バーベキュー大会、コンサート、学習会などをしています。 似島学園小中学校との合同行事。舞台発表と作品展示があります。 似島での生活に別れを告げます。
【日課】
6:30 7:00 9:00 10:00~11:45 12:00
起床 配膳 選択 高養朝会 各棟朝会 授業 配膳
洗顔 朝食 自由時間 棟内掃除 昼食
~13:20 13:20~15:30 16:00 17:50 22:00
自由時間 授業 部屋掃除 配膳 入浴 消灯
片付け 夕食 自由時間
【生活】

将来の自立に向けて、様々の場面で自主的な生活が営める力を養います。

配膳 掃除 ティータイム
朝・昼・夕食前に当番の人が食事の準備をします。 自分の部屋と棟を自分達で毎日清掃をしています。 一日一回、棟の仲間とくつろぎの時間を過ごします。
【進路指導】
1年次より総合的な職業訓練を行い、それぞれの適性に合った進路指導、職場開拓を行います。
3年後の卒園時に100%の進路保障を目指しています。

1年次 さまざまな職種や進路先についての学習を行います。職業訓練を行い、基本的な作業能力や適切な作業態度を身につけます。
2年次 職場(施設)見学や訓練実習を行います。職場での基本的なルール(時間を守って、支持通り作業をする)や適切な対人態度(あいさつ、返事、報告、言葉づかい等)を身につけます。
3年次 履歴書の書き方や面接の受け方等、就労に向けて実践的な学習をします。ハローワークで求職登録をし、就職面接会などに参加しながら、職場(施設)自習を通して、最終的に進路を決定します。
【卒園生の進路先】
一 般 就 労
佐川急便、大創産業、郵政公社、カルビー、大央、ひろ紡、広島駅弁、広島シーサイド病院、ホクト、美建工業、日広鋼機、ユアーズ、日清医療食品、広島平和養老館、マックスバリュー、T&Eなど
就労支援施設
戸河内あすなろ園、清風会サンブリエ、清風会みつや工場、広島作業所、西の池学園、あおぞら工房、ウイング、大和農園、くさのみ作業所、ピクトハウス、なかよし実習所、ふきの薹、かしの木など
入園を希望される方は以下の手順に沿って手続きを行ってください。
 ※基本的には療育手帳を所持されている方が対象になりますが、発達障害等で精神手帳を所持されている方も利用できます。手帳がない方でも、児童相談所やこども家庭センターが、進学や就職が困難で高等養護部のサービスを受けることが適当であると判断した場合は利用できます。また、18歳以下であれば年度の途中からでも利用可能です。
① 児童相談所、家庭センターへ連絡してください。(随時)
広島市の方 広島市児童相談所

             広島市東区光町2-15-55  TEL.082-263-0694
県東部の方 東部こども家庭センター

             福山市瀬戸町山北291-1   TEL.0849-51-2340
県北部の方 北部こども家庭センター

             三次市十日市東4-6-1    TEL.0824-63-5181
上記以外の方 西部こども家庭センター

             広島市南区宇品東4-1-26  TEL.082-254-0381
② 各児童相談所、家庭センターで本人を含めての面接(随時)(療育手帳を持ってない方は、判定も必要です。)
③ 待機登録
④ 1月下旬    児童相談所、家庭センター、施設との入所調整
⑤ 2月上旬    各家庭へ申請書類送付~申請書提出
⑥ 3月      支給決定、受給者証の発行  入園説明会(3月上旬)~契約
⑦ 4月上旬    入園
所在地 〒734-0017 広島市南区似島町長谷1487
連絡先 TEL(082)259-2165 FAX(082)259-1021
認可年月日 昭和41年5月12日
認可定員 40名
対象年齢 15歳~18歳の3年間とする。
職員 職員20名/施設長 1名/指導員 9名/保育士 3名/事務員 1名
相談員 1名/嘱託医(内科・精神科) 2名
給食(日清医療食品K.K委託) 5名




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