ご利用のしおり

  1. 進路は3年間で決まりますか?
  2. 入寮制の良さは何ですか?
  3. 帰宅はできますか?
  4. 利用料はどのくらいかかりますか?
  5. 現在中学生なのですが、中学生でも利用はできますか?

進路は3年間で決まりますか?
3年間の園内での訓練指導や職場実習を通じて、100パーセントの進路保障を目指しています。
3年間で進路が決定できない場合は利用期間を延長して進路を決めていきます。
高等養護部の利用は基本的には3年間ですが、学校ではなく社会自立を支援している福祉施設なので、18歳以下の方であれば年度の途中からでも、あるいは1年や2年で進路を決定していくという形の利用も可能です。
また、卒園後の進路先で上手くいかない場合の相談等のアフターケアーも実施しています。

入寮制の良さは何ですか?
自分の身の周りのことを自分でするため、社会の中で生活していく力がつきます。また、集団生活の中で、社会に出てから最も必要とされる「社会性」や「協調性」が身につきます。「仕事をする力」だけではなく、「生活する力」や「コミュニケーション能力(相手を思いやる心)」を身につけてこそ、本当の意味での「社会自立」と言えると思います。その力が着実につきます。
また、保護者の方にとっては、将来必ず訪れる「お子さんの独立した生活」に向けて「親離れ子離れ」していくための(心の)準備をする良い機会になるのではないでしょうか。

帰宅はできますか?
基本的には毎週、週末帰宅ができます。土曜日の朝に帰宅し、日曜日の夕方に帰園することになります。また、夏休み、冬休み、春休み等の長期の帰宅もあります。帰宅については、本人の希望を聞き、保護者と相談をして決めていきます。もちろん、ご家庭の都合がつかない場合は、帰宅しないで学園で過ごしていただいて構いません。
 生徒は宇品の「海岸通り」(広島電鉄電停)の近くにある桟橋から「少年丸」という学園専用船で行き来することになります。入園された場合、学園から発行する船券を利用すると船賃はかかりません。

利用料はどのくらいかかりますか?
ご家庭の収入よって異なりますが、一般的なご家庭(年収890万円未満)の場合、市や県からの補助があるので月額9,300円(食費、光熱水費込)程度になります。

現在中学生なのですが、中学生でも利用はできますか?
似島学園には、広島市立似島学園小中学校が隣接しており、通学が可能です。さまざまの理由から地域の中学校に通えていない場合、将来の高等養護部での自立訓練に向けて、中学生からの利用をお勧めしています。

高等養護部を利用された保護者の声です。

豊かな自然・・・似島
日常の忙しさを一瞬忘れさせてくれる不思議な場所です。わが家の子供は自分で選択した学園での生活を終え、現在グループホームに入り就労先へ元気に通っています。三年前の入園時にはまだ迷いがありました。子離れできない寂しさから本当にここで良いのだろうかと・・・。しかし、身体も心も大きく成長した子供は本当にたくましくなりました。
 学園での生活は労働学習(体力の向上)、集団生活(生活力、人間性、社会性の向上)など、これから生きていくための力をしっかり学ぶことができます。学園での生活は小さな社会の縮図です。身体で覚え心で感じ、子供たちは社会へと一歩を踏み出します。体験(成功・失敗)は子供を成長させてくれます。子供の「自立」「自律」のために勇気を持って背中を押してみてあげてください。「可愛い子には旅をさせろ」、今だからこそわかるような気がします。いまだ成長半ばの子供ですが、学園からたくさんの気(元気・根気・勇気・のん気)をいただき、また人生の一歩を踏み出しました。
(保護者 R.F.さん)
三年間を振り返って
「決めたよ!ここにする!」。三年前、息子がそう言った時、私は「絶対ムリ!できる訳がない。」 心の中で即答でした。
 でも、それは親の思い込みでした。息子は学園生活を通じて心身共に成長しました。家ではやったことすらなかった身の周りの事ができるようになり、挨拶や返事をきちんとするようになりました。週末帰宅時に家族の箸や食器を手際良く並べる姿を初めて見た時は、息子の成長が垣間見え、まぶしく映ったことを思い出します。ずっと家で暮らしていたら互いの甘えや、私の「手出し口出し」で今も身に付いてないかも・・と思うことが多々あります。
 学園と出逢えたおかげで、思いがけず親離れ子離れの良い機会をいただき、「この子も親元から離れて暮らしていける」という将来の安心を得ることができました。そう思えたのも寝食を共にし、時に冷静に、時に兄妹のように温かく接して下さった先生方のサポートがあったからこそです。
豊かな自然の中での農作業や行事を通じて、「体力」と「気力」を得、先生や仲間との共同生活を通して「人との関わり方」を学ぶことができました。息子の今後の人生を支えてくれる宝物です。かけがえのない三年間をありがとうございました。
(保護者 R.H.さん)
3年間の成長
似島学園入園という進路選択をした理由は、全寮制であることと就労に力を入れているということ。本人の将来を見据えたときに、自分の力で生活(自立)していってほしいと願っていたから。15歳でしかも精神年齢的には小学生並みの子を、寮生活させることに関して、周りからはいろいろな意見も聞こえたが、先を見通した選択を本人と話し合い、オープンスクールに参加する中で本人も納得した。
 週末は船・路面電車・JRを乗り継ぎ帰省し、帰省しない時には宇品に外出し買い物も楽しんでいるようだった。自分でお金を遣う楽しみを覚えることは、就労意欲につながったように思う。
 親として何よりも嬉しかったのは、実習に出ている寮の仲間が、慣れない環境で寂しくて、「寮に帰りたい」と泣きながら電話をかけてきた時に、「何を言うとるんか!頑張らんといけんじゃろ!」と励ましたという話を、その子のお母様から聞いたとき。毎日、一緒に作業し泣いたり笑ったり、時には喧嘩しながら一緒に成長できる仲間ができたのだなあ・・・と。
 体力・筋力も入園時とは比べものにならないほど成長したが、協調性・忍耐力・思いやりといった、貴重な財産もいただいた。卒園の日、選択は間違っていなかったという想いとともに、学園関係者の方々には「感謝」以外の言葉が見つからなかった。
 似島学園での三年間をステップとして、彼自身の人生を謳歌してくれると信じている。

(保護者T.A.さん)
100%の進路保障
似島学園は寮生活なので、子供がかわいくて心配で目の届く所にいて欲しいと思いの強い親御さんにとっては、子離れのできる絶好のチャンスだと思います。順番で行くと私たち親の方がどうしても先に死んでしまいます。大切な我が子だからこそ自立の方向に進ませてあげる。それも親の責任の一つだと思います。
寮生活では掃除も洗濯も本人たちがします。自分の事は自分でする。自立の第一歩ですよね。洗濯なんてさせたことないし、その他いろいろと心配と思われている親御さん、大丈夫です!! 似島学園では各寮の先生方が、まるで親のように生徒一人一人に対して、その子に合う支援を忍耐強く、そして丁寧にしてくださいます。
親と先生との連携も十分に取れます。ちなみに月に一度、保護者会があり、親同士も連携が取れます。卒園した後でも、それで終わりということではなく、イベント等の案内もしてくださいます。
似島学園の長所を挙げればまだまだありますが、やはり一番なのは『進路保障100%』ということです。我が子は今日も清風会で頑張って働いています。職場には合わない人もいるようですが、人間関係の事で休みたいといったことは一度もありません。これも似島学園の生活があったからこそです。我が子はその中で精神的にも強くなり、一回りも二回りも凛々しく、そしてたくましくなったように思います。 
(保護者T.S.さん)